レクサスNXは高級感のあるビジュアルとスポーティな走りで人気の高いモデルです。
ボディサイズも他の車と比較すると大型ですが、具体的なボディサイズはどれぐらいなのでしょうか?
こちらの記事では、レクサスNXについての基本的なスペックやボディサイズについて詳しく解説しています。
また、ライバル車とのボディサイズの違いについてもご紹介しているので、レクサスNXへの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
レクサスNXについて
レクサスNXは、トヨタの高級ブランドでありレクサス初のコンパクトSUVです。
こちらの項目では、レクサスNXについて詳しくご紹介します。
レクサスNXとは?
レクサスNXは、トヨタハリアーの兄弟車の関係にある車で、「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに2014年にデビューしました。
高い走行性能と都会的でスタイリッシュなデザインを併せ持つレクサスNXは、2.0Lのターボエンジンを搭載したNX200tと2.5Lのハイブリッドシステムを搭載したNX300hの2タイプが展開されています。
さらに、標準仕様のほかに「I Package」「Version L」「F SPORT」の3つのグレードがラインナップされています。
購入価格
下記の価格は全て新車価格です。
グレード | 車両本体価格 |
レクサスNX250 バージョンL | 5,526,000円 |
レクサス NX350 Fスポーツ 4WD | 6,086,000円 |
レクサス NX350h バージョンL | 6,086,000円 |
レクサス NX350h Fスポーツ | 6,176,000円 |
レクサス NX450h+ Fスポーツ 4WD | 7,535,000円 |
レクサス NX450h+ Fスポーツ 4WDだけは750万円を超える金額となっていますが、それ以外は全て600万円台に収まる価格となっています。
燃費・維持費
レクサスNXのパワーユニットは4タイプが用意されており、それぞれのWLTCモード燃費は以下の表の通りです。
大振りなサイズ感から考えると下記の数値はとても優秀で、コストパフォーマンスは抜群です。
パワーユニット | 燃費 |
2.5Lガソリンエンジン | 14.4㎞/L(2WD) |
2.5Lガソリン+モーターのハイブリッド | 22.2㎞/L(2WD) |
2.4Lガソリンターボ | 12.2㎞/L |
2.5LガソリンPHEV | 19.8㎞/L+EV航続距離88㎞ |
また、おおよその年間維持費はレクサスNX 300h AWDのケースで、以下の金額となっています。
必須費用 | 金額 |
自動車税 | 45,000円 |
燃料代 | 85,680円 |
車検代 | 37,365円 |
諸経費 | 76,000円 |
合計金額 | 244,045円 |
金額はあくまで目安となります。
上記の項目のほかにも、状況によって駐車場代や任意保険料などが加算されます。
レクサスNXの歴史
レクサスNXは、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」のSUVシリーズの一つです。
2014年に初代モデルが発売されて以降、絶大な人気を誇っています。
レクサスの看板である高級セダンと比較して、安価でありつつもエレガントなデザインと高い走行性能を兼ね備えていることから、発売当時は一般顧客層から注目を集めました。
初代レクサスNXは、当時の最新のテクノロジーや快適な装備が充実しており、高級車ならではの贅沢な乗り心地を実現しています。
2021年に発売された2代目レクサスNXは、より洗練されたデザインと高性能なエンジンを搭載し、さらに快適性や安全性が向上しています。
ハイブリッドモデルとガソリンエンジンモデルの2つのバリエーション展開があり、ユーザーの好みや用途に合わせて選ぶことができるのも特徴です。
初代レクサスNXと現行レクサスNXのサイズの比較
初代レクサスNXと現行レクサスNXとでは、ボディサイズや室内サイズ、荷室の容量などに違いがあります。
サイズ | 初代レクサスNX | 現行レクサスNX |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1645mm×4640mm×1845mm | 1640mm×4660mm×1865mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 同左 |
タイヤサイズ | 2660mm | 2690mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 同左 |
荷室の容量 | 520L | 同左 |
上記の表の通り、現行レクサスNXは初代レクサスNXよりも、全長と全幅が+20mm、タイヤサイズが+30mm大きくなり、全高は-5mmほど縮小されています。
レクサスNXの駐車について
レクサスNXは一般的な車よりもサイズが大きめのため、駐車の際の車体感覚を掴むのが難しいと感じる方もなかにはいるかもしれません。
レクサスNXは全長が約4.7メートル、全幅は約1.8メートルありますが、このサイズなら日本の一般的な駐車場スペースに問題なく停めることができます。
しかし、柱や壁がある狭い駐車場では車体をぶつけてしまう可能性があるため、駐車の際は注意する必要があります。
駐車に自信がない場合は、パーキングソナーやバックモニターを利用して慎重に駐車することをおすすめします。
トヨタハリアーとの違いは?レクサスNXとライバル車のサイズ比較
レクサスNXは一般の車よりもボディサイズが大型ですが、他のメーカーのライバル車と比べてどれぐらい大きいのでしょうか。
ここからは、レクサスNXとライバル車のサイズの比較を表でご紹介します。
レクサスNXとトヨタハリアーの比較
レクサスNXとトヨタハリアーのサイズ比較は以下のとおりです。
サイズ | レクサスNX | トヨタハリアー |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1660mm×4740mm×1855mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1215mm×1880mm×1520mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 2690mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 750mm×985mm×1265mm |
荷室の容量 | 520L | プラグインハイブリッド車408L
ハイブリッド車・ガソリン車409L |
表で比べてみると、レクサスNXよりもトヨタ ハリアーの方が、ボディサイズが全長80mm、全高20mmだけ大きいことが分かります。
しかし、荷室の容量はレクサスNXが520L、トヨタ ハリアーがプラグインハイブリッド車で408L、ハイブリッド車・ガソリン車で409Lなので、レクサスNXのほうが約110Lも容量が大きいです。
レクサスNXと日産 エクストレイルの比較
レクサスNXと日産 エクストレイルのサイズ比較は以下のとおりです。
サイズ | レクサスNX | 日産 エクストレイル |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1740mm×4640mm×1820mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1255mm×1980mm×1540mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 2705mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 845mm×1745mm×1305mm |
荷室の容量 | 520L | 575L |
日産 エクストレイルは、レクサスNXよりもボディの高さが100mmも高いです。
また、荷室サイズは日産 エクストレイルのほうが広く、容量は575LとレクサスNXよりも55Lも多いのが特徴です。
レクサスNXとスバル フォレスターの比較
レクサスNXとスバル フォレスターのサイズ比較は以下のとおりです。
サイズ | レクサスNX | スバル フォレスター |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1715mm×4640mm×1815mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1275mm×2410mm×1545mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 17inch~18inch |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 884mm×1547mm×1300mm |
荷室の容量 | 520L | 509L |
スバル フォレスターは、レクサスNXよりもボディの高さと室内サイズが少しだけ大きいです。
また、スバル フォレスターは荷室サイズがとても広めに作られていることが分かります。
レクサスNXとマツダ CX-30の比較
レクサスNXとマツダ CX-30のサイズ比較は以下のとおりです。
サイズ | レクサスNX | マツダ CX-30 |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1540mm×4395mm×1795mm |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1210mm×1830mm×1490mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 2655mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 520mm×660mm×1000mm |
荷室の容量 | 520L | 430L |
マツダ CX-30は、レクサスNXと比べると一回り小さいことが分かります。
また、荷室も狭めでレクサスNXよりも90L容量が少ないです。
レクサスNXとランドクルーザー プラドの比較
レクサスNXとランドクルーザー プラドのサイズ比較は以下のとおりです。
サイズ | レクサスNX | ランドクルーザー プラド |
ボディサイズ(高さ×長さ×幅) | 1640mm×4660mm×1865mm | 1850mm×4825mm×1885 |
室内サイズ(高さ×長さ×幅) | 1180mm×2080mm×1520mm | 1240mm×2520mm×1565mm |
タイヤサイズ | 2690mm | 2790mm |
荷室サイズ(高さ×長さ×幅) | 450mm×982mm×1006mm(最小)1387mm(最大) | 860mm×2070mm×1380mm |
荷室の容量 | 520L | 621L |
ランドクルーザー プラドはレクサスNXと比べて車体サイズが一回り程大きいのが特徴です。
また、ランドクルーザー プラドの荷室サイズはレクサスNXの2倍ほどあり、容量も621Lと大容量です。
レクサスNXのサイズに不安がある方へおすすめのオプション
レクサスNXには、以下のような、サイズに不安がある方にもおすすめのオプションがあります。
・パノラミックビューモニター
・パーキングサポートブレーキ
・デジタルインナーミラー
ここからは、上記の3つのオプションについて詳しくご紹介します。
パノラミックビューモニター
パノラミックビューモニターは、ミラー下やフロントのカメラから送られてくる画像を合成して、車体を上から見下ろしているような画角で表示してくれる機能です。
信号での停車時などで、前後の車との車間距離や停止線との距離が把握できるため、車体感覚が掴みにくい場合に不安を解消してくれます。
また、縁石やコインパーキングの発券機との距離が近くなると、自動でモニターが起動してくれるため、幅寄せの際にも便利です。
価格は、クリアランスソナー&バックソナー、ブラインドスポットモニターとの3点セットで151,200円となっています。
ブラインドスポットモニターは、車の死角となるところに車やバイクがいる場合に警告灯で通知してくれます。
また、クリアランスソナーは、障害物が近づくと音で警告してくれるセンサーで、こちらだけ単体でオプションとして付けることが可能です。
しかし、パノラミックビューモニターはメーカーオプション扱いであり、車の契約時に追加購入しなければならず、後付けはできない仕様になっているため注意しましょう。
パーキングサポートブレーキ
パーキングサポートブレーキは、アクセルの踏み間違いなどで起こる衝突を緩和してくれるシステムです。
たとえば、車体周囲の静止物を検知し、接近すると表示と通知音で知らせてくれるだけでなく、距離が縮まると自動でブレーキをかけて衝突を防いでくれます。
また、駐車場などで後退する際に、車体に後方から接近する車の存在をドアミラー、タッチディスプレイ、ブザーの3つで通知してくれます。
さらに、車体後方にいる歩行者の存在も検知して知らせてくれるため、安全で快適な運転を叶えてくれる存在として欠かせない機能です。
デジタルインナーミラー
デジタルインナーミラーは、車体の後方に設置されたカメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する機能です。
切り替えレバーを操作することで、光学ミラーモードからデジタルミラーモードへの切り替えが可能です。
デジタルインナーミラーを使用することで、ヘッドレストや荷物などの障害物に視界を遮られずに後方確認できます。
また、後部座席を映さずに後方確認ができるなど、乗員のプライバシーに配慮した設計となっているのも利点です。
デジタルインナーミラーの使用の際の注意点としては、走行前に必ずミラーの調整を行うことが推奨されています。
ドライバーの体調や年齢によってディスプレイ映像に焦点が合わせにくい場合があるため、その際は光学ミラーモードに切り替えるなどの対応が必要です。
まとめ
レクサスNXは、スタイリッシュで洗練された高級SUVとして人気の高い車種であり、2014年に登場して以降、デザインも性能も進化し続けています。
車体サイズは一般的な日本車と比べて大型で、荷室の容量も多いため荷物が多いご家庭にもピッタリです。
さらに、サイズ感の割に燃費や維持費にも優れているなど、使い勝手も抜群です。
また、車体サイズに不安のある方のために、優れたオプションが豊富に用意されています。
特に、パノラミックビューモニターやパーキングサポートブレーキ、デジタルインナーミラーなどは、運転時に障害物を検知してくれるため、車体感覚が掴みづらい方でも安心して運転できます。
車の買い替えを考えている場合は、ぜひレクサスNXを検討してみてはいかがでしょうか。