
憧れのレクサスを初めて購入する際、どのモデルを選べばいいのか迷う方は少なくありません。
レクサスはセダンからSUVまで豊富なラインナップがあり、各モデルに明確な特徴があります。
初めて高級車を購入する方にとって、レクサスは日本ブランドならではの安心感と世界に認められた品質を兼ね備えた理想的な選択肢でしょう。
本記事では、レクサスの人気モデル5選と初心者でも失敗しない選び方を解説します。
初めての方におすすめ!レクサスの人気モデル5選
初めてレクサスを購入する方でも安心して選べる、人気モデルを5車種紹介します。
- ・NX:バランスNo.1の万能モデル
- ・LBX:レクサス最小のエントリーモデル
- ・RX:ラグジュアリーSUVの王道
- ・UX:都市型コンパクトSUV
- ・ES:セダンの上質な選択肢
販売台数ランキングではSUVモデルが上位を独占しており、特にNXとLBXの2強体制が確立されています。
各車種の特徴を詳しく解説していきます。
NX:バランスNo.1の万能モデル

NXはレクサスSUVの中核を担う、ベストセラーモデルです。
ミドルサイズのボディは、都市部でも扱いやすく、SUVとしての存在感を十分に発揮しています。
2021年に2代目へとフルモデルチェンジし、その後も継続的な改良が行われており、2024年にはボディ剛性の強化や足回りのチューニングを中心とした一部改良で操縦安定性や静粛性が向上しました。
パワートレインはハイブリッドのNX350h、ターボのNX350、プラグインハイブリッドのNX450h+と多彩なラインナップです。
特にPHEVモデルのNX450h+は、自宅での充電を活用するユーザー層に支持されています。
また、先進的なデザインと直感的な操作系「TAZUNA Cockpit」を採用した内装が特徴です。
デザイン、実用性、価格のバランスが優れており、初めてのレクサス選びに最適でしょう。
LBX:レクサス最小のエントリーモデル

LBXは2023年末に登場したレクサス最小のコンパクトSUVで、エントリーモデルとしての役割を担っています。
コンパクトなボディサイズながら、レクサスならではの上質な乗り心地と先進技術を凝縮しているのが特徴です。
レクサスが若年層の新規ユーザーを意識して投入したこのモデルは、ヤリスクロスをベースにしながらも、デザイン、内装、走りの質感まで徹底して「レクサス化」されています。
1.5リッター直列3気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたパワートレインは、小排気量ながら軽快な走りを実現しています。
2025年5月には新グレード「ACTIVE」が追加され、スポーティな内装や専用ボディカラーが新たな選択肢として加わりました。
レクサスの中で最も手頃な設定で、初めて高級車を購入する方や若年層にも選びやすいでしょう。
RX:ラグジュアリーSUVの王道

RXはレクサスSUVの代表格として長年人気を保ち続ける、ラグジュアリーSUVの王道モデルです。
1998年の初代モデル登場以来レクサスSUVの歴史を創ってきた実績があり、2022年11月発売の現行モデルは5代目となっています。
北米市場では最も売れているレクサスであり、日本でも安定した人気を誇る実力派モデルです。
高級感あふれる室内空間と卓越した乗り心地が特徴で、最新の電気式AWDシステム「DIRECT4」により意のままの走りが可能です。
また、先進安全技術のさらなる強化と装備内容の充実が図られ、内装の質感も向上しています。
3列シート7人乗り仕様も用意されており、大人数での移動や家族での使用にも適していると言えるでしょう。
UX:都市型コンパクトSUV

UXはレクサスSUVラインナップの中で最もコンパクトなモデルの一つで、都市部での使い勝手の良さが魅力です。
「Creative Urban Explorer」というコンセプトが示す通り、UXは都会のライフスタイルにフィットするよう設計されています。
機械式立体駐車場にも対応できるサイズ感は、都心部に住む方や駐車スペースに制約がある方にとって大きなメリットでしょう。
ハイブリッドシステムによる高い燃費性能を備えており、レクサスらしい質感を手軽に味わえます。
グレードは標準モデル、version C、F SPORT、version Lが設定され、それぞれ装備や内外装のデザインが異なるのです。
都市部での機動性、経済性、デザイン性を重視する方にとって、スマートなカーライフを実現できます。
ES:セダンの上質な選択肢

ESは前輪駆動を採用したミドルクラスのエグゼクティブセダンで、快適性と実用性のバランスに優れています。
ハイブリッド専用車として設計されているため、燃費性能が優秀で、セダンの高級感を味わいながら経済性も重視できるのです。
前輪駆動の採用により室内空間を広く確保しており、後部座席の快適性も高いレベルで実現しています。
レクサスのセダンラインナップの中では、スポーツ性を重視したISと、最上級の威厳を持つLSの中間に位置づけられるモデルです。
SUV人気の中でも根強いセダンファンから支持を集めており、フォーマルな快適性を求める方には理想的な選択肢です。
失敗しないレクサスの選び方3ステップ
レクサスを初めて購入する際、モデル選びで失敗しないためにも選び方を把握しておく必要があります。
ここでご紹介する3つのステップを順番に実践することで、後悔のない車選びが実現可能です。
- ・ステップ1:使用目的とライフスタイルを明確にする
- ・ステップ2:予算と維持費を確認する
- ・ステップ3:試乗で実際の感覚を確かめる
各ステップについて紹介していきます。
ステップ1:使用目的とライフスタイルを明確にする
レクサス選びの1つ目のステップは、車の使用目的とライフスタイルを具体的に把握することです。
家族構成によって必要な車のサイズは大きく変わり、独身の方ならコンパクトなUXやLBX、子供がいる家庭なら3列シートのRXが選択肢に入ります。
例えば、週末に家族4人でレジャーに出かけることが多いなら、荷室容量も重要な判断材料になるでしょう。
主な使用シーンも重要な判断材料で、通勤メインなら燃費性能の高いハイブリッドモデル、週末のレジャー重視なら走行性能に優れたモデルがおすすめです。
駐車環境の確認も欠かせず、機械式駐車場を利用する場合は全高制限に対応したUXが安心です。
ステップ2:予算と維持費を確認する
レクサス購入では本体価格だけでなく、購入後の維持費まで含めた総合的な予算計画が必要です。
本体価格は約460万円から約900万円超まで幅広く、自動車税や保険料なども加わるため無理のない予算設定を心がけましょう。
ハイブリッドモデルは購入価格がガソリン車より高めですが、燃費性能に優れており長期的には経済的なケースが多いです。
年間走行距離が多い方は、初期投資が高くてもハイブリッドを選ぶ方が結果的にお得になる可能性があります。
任意保険料はレクサスという高級車ブランドのため一般的な車より高くなる傾向があり、年間で数十万円の差が出る可能性もあります。
レクサスオーナー向けのメンテナンスパックに加入すれば、定期点検や消耗品交換の費用を計画的に管理できるでしょう。
ステップ3:試乗で実際の感覚を確かめる
カタログやウェブサイトの情報だけで判断せず、試乗して実際の感覚を確かめることが大切です。
乗り心地やサイズ感は数値だけではわからない部分が多く、実際に運転席に座りハンドルを握ることで初めて理解できます。
特に車幅や全長が大きいモデルは、自宅周辺の道路や駐車場で扱えるか確認する必要があるでしょう。
可能であれば、普段よく通る道を試乗ルートに含めてもらうと、より具体的なイメージが湧きます。
複数のモデルを試乗して比較することで、自分にとって最も快適な一台を見つけましょう。
レクサスが選ばれ続ける4つの理由

レクサスは日本が世界に誇るプレミアムブランドとして、多くの購入者から選ばれ続けています。
ここからは、レクサスが選ばれ続ける以下4つの理由を解説していきます。
- ・プレミアムブランドとしての位置づけ
- ・トヨタの高い信頼性がある
- ・アフターサービスが充実している
- ・高いリセールバリューで資産価値を維持できる
レクサスが選ばれ続ける理由を把握しておきましょう。
プレミアムブランドとしての位置づけ
レクサスは1989年に北米市場で誕生し、2005年から日本での展開が始まったプレミアムブランドです。
北米では当初から高い評価を受けており、メルセデス・ベンツやBMWと肩を並べる高級車ブランドとしての地位を確立してきました。
短期間で世界的な評価を獲得した背景には、日本の「ものづくり」精神と「おもてなし」の文化が融合した独自の価値観があるのです。
デザイン面では、一目でレクサスとわかる特徴的なスピンドルグリルを採用し、強い個性とブランドアイデンティティを確立しています。
さらに、世界中の高級車市場で認められる品質基準を満たしながら、日本ブランドならではの細やかな配慮が随所に感じられます。
日本のプレミアムブランドとして、国内外で高い評価を獲得している実績が信頼につながっていると言えるでしょう。
トヨタの高い信頼性がある
レクサスの大きな強みは、トヨタが培ってきた高い信頼性と耐久性を受け継いでいる点です。
長期間安心して乗れる耐久性はレクサスの代名詞で、10年以上同じ車に乗り続けるオーナーも珍しくありません。
トヨタの「源流主義」という開発思想により、問題の根本原因まで遡って改良するため高品質が実現されているのです。
日本車ならではの品質管理の徹底と、長年蓄積された技術力が、レクサスの信頼性を支えています。
アフターサービスが充実している
レクサスは車両の品質だけでなく、購入後のアフターサービスにも力を入れています。
レクサスオーナーズラウンジは全国のディーラーに設置されており、ゆったりとした空間で待ち時間を過ごせます。
さらに「おもてなし」の精神に基づいた接客は、単なる車の販売や整備を超えた特別な体験が可能です。
レクサスオーナー専用の自動車保険プランも用意されており、万が一の事故の際にも安心のサポート体制が整っているのです。
高いリセールバリューで資産価値を維持できる
レクサスは高級車の中でも特にリセールバリューが高く、資産価値を維持しやすい点が大きな魅力です。
一般的な車の3年後の残価率は50から60%程度ですが、レクサスの人気車種NXやLBXは5年後でも60%以上の残価率を維持している傾向にあります。
高いリセールバリューの背景には、国内外での高い人気、トヨタブランドの信頼性、丁寧に扱われることが多い高級車という特性があります。
海外では、マレーシアやパキスタンなどへの輸出需要も高く、日本の流通価格よりも高額で取引されるケースも少なくありません。
将来的に乗り換えを検討する際、高いリセールバリューは次の車の購入資金として大きな助けとなり、長期的な視点で見れば経済的な選択と言えるでしょう。
レクサスの新車と中古車どちらを選ぶべきか

レクサス購入を検討する際、新車と中古車のどちらを選ぶかは重要な判断ポイントです。
以下の項目に沿って、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
- ・新車購入のメリット・デメリット
- ・中古車購入のメリット・デメリット
それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な選択に役立ててください。
新車購入のメリット・デメリット
新車購入のメリットは、最新の安全装備と充実した保証が受けられる点です。
最新モデルには進化した予防安全技術や快適装備が搭載されており、技術革新の恩恵を最大限に受けられます。
例えば、最新のLexus Safety System +は、衝突回避や車線維持をサポートする先進機能を備えています。
メーカー保証が付帯するため万が一のトラブル時にも安心で、保証期間中は無償修理が受けられることも大きなメリットです。
自分好みの色やオプションを選べる楽しみもあり、理想の一台を実現できます。
一方でデメリットとして納期の長さが挙げられます。
レクサスは値引きがほぼないため、定価での購入が基本となり初期費用は高額になる点も考慮が必要でしょう。
中古車購入のメリット・デメリット
中古車購入のメリットは価格の安さで、新車価格の半額以下で購入できるケースも珍しくありません。
レクサスオーナーは乗り換え頻度が高い傾向があるため、状態の良い中古車が市場に多く流通しているのです。
納期の早さも大きなメリットで、気に入った車両があれば2から3週間程度で納車されます。
すぐに車が必要な方や、長い納期を待てない方にとって、この点は大きな魅力でしょう。
生産終了モデルも選択可能なため、現行ラインナップにない車種やグレードを手に入れられます。
デメリットとしては、車によって品質のばらつきがあることです。
車の状態と価格のバランスを見極める必要があるでしょう。
まとめ
レクサスは日本が誇るプレミアムブランドとして、トヨタの高い信頼性と充実したアフターサービスで多くの支持を集めています。
初心者におすすめの人気モデル5選は、バランスに優れたNX、エントリーモデルのLBX、ラグジュアリーなRX、都市型のUX、上質なセダンのESです。
失敗しない選び方は、使用目的とライフスタイルの明確化、予算と維持費の確認、試乗での実感という3つのステップを踏むことが重要です。
新車と中古車にはそれぞれメリット・デメリットがあり、自分の状況に合わせた選択が求められます。
レクサスディーラーなどで試乗し、最適な一台を見つけましょう。

