購入する車を決める要因は、人によってさまざまですが、なかでもサイズ感を重視するという方もいるでしょう。
レクサスUXは人気なSUVタイプでありながら、街乗りにもちょうど良いコンパクトなサイズです。
本記事では、レクサスUXのサイズを徹底解説していきます。
ライバル車との比較もしているため、レクサスUXのサイズ感が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
レクサスUXとは
レクサスUXとは、2018年11月に販売開始された、コンパクトクロスオーバーSUVです。
SUVらしい力強さと、レクサスらしい上品さを兼ね備えています。
2022年7月にはモデルチェンジを行っており、ほど良いサイズ感と上品なデザインから人気を集めています。
レクサスUXの特徴
ここでは、レクサスUXの安全装備、走行性能、燃費性能について解説していきます。
安全装備
レクサスUXは、レクサス独自の安全システムである「Lexus Safety Sysyem+」を搭載しています。
Lexus Safety Sysyem+には、以下のような機能があります。
・レーンディパーチャーアラート:車線逸脱の可能性がある際に警報で知らせる
・ブラインドスポットモニター:急接近する車両を検知する
・アダプティブハイビームシステム:先行車や対向車がいる際にハイビームを当てないように切り替える
・レーダークルーズコントロール:車間距離を保ちスムーズな走行を実現する
・プリクラッシュセーフティ:自動車や自転車などを検知して衝突被害を回避・軽減する
Lexus Safety System+は、これらの機能を組み合わせることで、快適で安心な運転を提供します。
走行性能
レクサスUXは「GA-Cプラットフォーム」を採用しており、軽量化と高剛性を実現しました。
また、2024年現在はハイブリッドモデルとEVモデルの2種類が展開されており、それぞれ異なる特徴を持っています。
まずハイブリッドモデルには、トヨタが開発した「M20A-FXS」型の2.0リッター直列4気筒エンジンが搭載されています。
このエンジンは、高出力モーターとリチウムイオンバッテリーが組み合わされたシステムで、効率的で環境に配慮した走行が可能です。
さらに、スムーズな加速と静粛性が実現されており、燃費性能も向上しています。
一方で、EVモデルは「FWD eAxle」システムにより、大容量バッテリーと高出力モーターが搭載され、軽快な走りを楽しめます。
燃費性能
レクサスUXのWLTCモードの燃費は、以下のとおりです。
グレード | 2WD/AWD(km/L) |
---|---|
UX300h | 26.3/25.2 |
UX300h version C | 26.3/25.2 |
UX300h F SPORT | 24.7/23.4 |
UX300h version L | 26.3/25.0 |
レクサスUXはグレードによって燃費性能に若干の違いがありますが、全体的には高い燃費性能を備えているのが特徴です。
レクサスの燃費については、こちらの記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
レクサスUXの内装
レクサスUXの内装は、上品でシンプルなデザインが特徴的です。
内装色は、グレードによって異なります。
・ソリスホワイト
・ホワイトアッシュ
・ブラック
・ヘーゼル
・コバルト
・ホワイト(F SPORT専用)
・フレアレッド(F SPORT専用)
・ブラック(F SPORT専用)
インストルメントパネルは和紙調シボで、version LとF SPORTには一部ヘアライン加飾が追加されました。
シンプルなデザインを好む方に、おすすめな内装です。
レクサスUXの外装
レクサスUXは、力強さと俊敏なパフォーマンスを感じさせる、エクステリアが特徴です。
エクステリアは縦方向に厚みのあるボディや、張り出したフェンダーにより、ボディサイズ以上に大きく見えます。
ヘッドランプは、三眼フルLEDヘッドランプとLEDフロントターンシグナルランプが搭載され、シャープな印象に仕上がっています。
レクサスの顔ともいわれるスピンドルグリルは、ブロックメッシュ形状で、見る角度によって違う表情に見えるのが印象的です。
グレード別の車両価格
レクサスUXのグレード別の車両価格は、以下のとおりです。
グレード | 車両価格 |
UX 300h | 4,559,000円〜4,824,000円 |
UX 300h versionC | 4,803,000円〜5,068,000円 |
UX 300h F SPORT | 5,241,000円~5,506,000円 |
UX 300h version L | 5,392,000円~5,657,000円 |
これらのグレードには、快適性や走行性能を高める多彩な装備が含まれており、ライフスタイルや用途に合わせた選択が可能です。
なお、価格はオプションの追加により変動することもあります。
レクサスUXのサイズ
ここでは、レクサスUXのサイズについて詳しくご紹介します。
ボディサイズ
レクサスUXのボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm) | 4,495 |
全幅(mm) | 1,840 |
全高(mm) | 1,540 |
ホイールベース(mm) | 2,640 |
最小回転半径(m) | 5.2 |
タイヤのサイズはグレードによって変わり、215/60R17 96Hタイヤもしくは225/50R18 95Vタイヤで、最小回転半径は全車5.2mに統一されています。
レクサスUXはコンパクトクロスオーバーSUVですが、全幅・全高は、クラウンクロスオーバーとほとんど変わりません。
全幅は広めですが、運転席からタイヤ位置が認識しやすく、視覚的な開放感もあるため、運転はしやすいでしょう。
室内サイズ
レクサスUXの室内サイズは、以下のとおりです。
室内長(mm) | 1,830 |
室内幅(mm) | 1,520 |
室内高(mm) | 1,170 |
コンパクトSUVながら、快適性を重視した設計が特徴です。
都市部でも取り回しがしやすいため、狭い駐車場でも安心でしょう。
荷室サイズ
レクサスUXの荷室は、2段デッキタイプとハイデッキタイプの2種類があります。
2段デッキタイプの最大積載量は268lで、荷室の形や大きさに合わせて使い分けられる点が便利です。
ハイデッキタイプの荷室サイズは以下のとおりです。
荷室長(mm) | 790 |
荷室幅(mm) | 1,250 |
最大積載量(l) | 224 |
ハイデッキタイプは、UX 300hの2WDとUX 300h versionCの2WDで、オプションとして選択することが可能です。
フロント・リヤのバンパーのサイズ
フロント・リヤのバンパーの地面からの寸法は以下のとおりです。
フロントバンパー(mm) | 220 |
リヤバンパー(mm) | 300 |
乗車人数や荷物の重さなどによって多少数値は異なるため、目安として参考にしてください。
バンパーオーバーハングのサイズ
バンパーオーバーハングのサイズは以下のとおりです。
フロント(mm) | 970 |
リヤ(mm) | 885 |
測定方法にとっては数値が異なることもあるため、目安として参考にしてください。
レクサスUXとライバル車のサイズを比較
ここでは、レクサスUXとライバル車のサイズを比較していきます。
LBX
LBXのボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm) | 4,190 |
全幅(mm) | 1,825 |
全高(mm) | 1,545 |
ホイールベース(mm) | 2,580 |
最小回転半径(m) | 5.2 |
LBXの室内サイズは、以下のとおりです。
室内長(mm) | 1,820 |
室内幅(mm) | 1,445 |
室内高(mm) | 1,195 |
LBXは全車ボディサイズが同じで、3ナンバー扱いです。
タイヤは225/60R17 99Hタイヤと225/55R18 98Hタイヤがあり、レクサスUXと同じくグレードによって異なります。
LBXよりもレクサスUXのほうが、全長・全幅は一回り大きめです。
NX
NXのボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm) | 4,660 |
全幅(mm) | 1,865 |
全高(mm) | 1,660/1,675 |
ホイールベース(mm) | 2,690 |
最小回転半径(m) | 5.8 |
NXの室内サイズは、以下のとおりです。
室内長(mm) | 1,805 |
室内幅(mm) | 1,520 |
室内高(mm) | 1,195 |
レクサスUXのタイヤは、235/60R18タイヤと235/50R20タイヤがありますが、最小回転半径は同じです。
レクサスUXと比較すると、室内サイズはそれほど大きな差はありませんが、ボディサイズは全長と全高の差が顕著です。
全幅はほとんど変わりませんが、レクサスUXのほうがNXに比べて、小さくなっています。
レクサスNXのサイズについてはこちら
レクサスNXの在庫一覧はこちら
RAV4
RAV4のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm) | 4,600~4,610 |
全幅(mm) | 1,855~1,865 |
全高(mm) | 1,685~1,695 |
ホイールベース(mm) | 2,690 |
最小回転半径(m) | 5.5~5.7 |
RAV4の室内サイズは、以下のとおりです。
室内長(mm) | 1,820~1,890 |
室内幅(mm) | 1,500~1,520 |
室内高(mm) | 1,230~1,240 |
RAV4はグレードのよってボディサイズが異なります。
タイヤは225/65R17、225/60R18、235/55R19があり、特別仕様車以外の最小回転半径は5.7mです。
レクサスUXと比較すると、グレードによって違いはありますが、全長・全幅・全高はRAV4のほうが大きい傾向にあります。
室内長や室内幅も、グレードによってはレクサスUXのほうが大きめです。
ハリアー
ハリアーのボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm) | 4,740 |
全幅(mm) | 1,855 |
全高(mm) | 1,660 |
ホイールベース(mm) | 2,690 |
最小回転半径(m) | 5.5~5.7 |
ハリアーの室内サイズは、以下のとおりです。
室内長(mm) | 1,880 |
室内幅(mm) | 1,520 |
室内高(mm) | 1,215 |
ハリアーはグレードを問わず、同じボディサイズです。
ただし、タイヤは225/55R19、225/60R18、225/65R17の3種類があり、グレードによって異なります。
全体的にハリアーのほうが大きめなため、小回りが利き運転のしやすさを求める方は、レクサスUXのほうが良いでしょう。
レクサスUXがおすすめな人の特徴
レクサスUXがおすすめな人の特徴を、解説していきます。
購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
運転しやすい車が良い人
レクサスUXは視認性が高いため、運転しやすい車を求める方におすすめです。
前方視界が多く確保されており、視界を遮るものがないため、運転しやすい造りになっています。
これにより、狭い道や混雑した街中でも安心して運転できるでしょう。
また、UXは最小回転半径が5.2mと優れており、小回りが利くため、駐車やUターンがしやすいのも魅力のひとつです。
都市部での使いやすさが際立ち、ドライバーに快適な運転体験を提供します。
さらに、車内の配置も視認性を向上させる要素です。
メーターやディスプレイの位置が考慮され、運転中に視線の移動が少なくなるよう工夫されています。
さまざまな工夫が施されたレクサスUXは、高い運転評価につながっています。
デザインにこだわりがある人
レクサスUXのコンセプトは「Creative Urban Explorer」で、実用性やデザイン性の高さがウリです。
内装には高品質な素材が使われており、デザインも革新的で細部までこだわりが詰まっています。
さらに、エクステリアも現代的な美学を反映させ、洗練されたデザインです。
レクサスUXのエレガントな形状と先進的な機能の融合が、洗練されたユーザーから人気を集めています。
ファミリー向けの車に乗りたい人
レクサスUXは、ファミリー向けにもおすすめのモデルです。
なかでも、夫婦や小さな子どもを持つユーザーから、支持を受けています。
高級車ブランドであるレクサスの中でもエントリーモデルとされ、他のモデルに比べて価格が抑えられているため、初めての高級車としても人気です。
広々とした車内空間と多機能性も魅力で、ファミリーカーとしての利便性が高いのが特徴です。
バランスの取れた性能から、都市部に住む家族層にも支持され、週末のお出かけから普段の買い物まで、幅広いシーンで活用されています。
まとめ
レクサスUXは、クロスオーバーSUVとして登場しました。
ボディサイズはコンパクトでありながら、力強いデザインと、レクサスらしい洗練された高級感が魅力です。
都市部の運転でも扱いやすいサイズ感に加え、家族連れにも魅力的な、充実した安全性能や快適な走行性能が備わっています。
優れた燃費性能も特徴の一つで、日常の移動や長距離の運転にも適しています。
幅広いニーズに対応するレクサスUXに乗って、快適なドライブを楽しみましょう。