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レクサス車のリセールは最強か?

2025.08.31

高級車の購入を検討する際、多くの方が気になるのが「将来売却する時の価値はどの程度残るのか?」という点です。
特にレクサスは「リセールバリューが高い」「資産価値が下がりにくい」といわれることが多い傾向にあります。
本当にレクサス車のリセールバリューは最強なのでしょうか?
この記事では、レクサス車のリセールバリューが高いといわれる理由を詳しく分析していきます。
レクサスのリセールについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

レクサスが「リセール最強」と言われる理由

レクサスが「リセール最強」といわれる理由は以下の通りです。

  • ・海外輸出需要がレクサス価値を支えている
  • ・トヨタブランドとしての信頼性が高い
  • ・市場ニーズとレクサスラインナップが合致している

それぞれの理由を1つずつ解説するので、ぜひご参考ください。

海外輸出需要がレクサス価値を支えている

レクサスのリセールバリューが高い理由の一つが、強固な海外輸出需要です。
特に東南アジア諸国、中でもマレーシアでは日本のレクサス中古車が非常に高値で取引されています。
マレーシアをはじめとするアジア圏では、レクサスブランドに対する憧れと信頼が非常に高く、現地の新車価格よりも安価で高品質な日本の中古車を求める需要が旺盛です。
右ハンドル仕様という点で、レクサスは他の輸入高級車ブランドよりも優位性を持っています。
また、輸出市場ではガソリン車の人気が高い傾向にあります。
現地のインフラ事情やメンテナンス性を考慮した結果で、日本国内では燃費重視でハイブリッド車が人気ですが、輸出では逆にガソリン車の方が高値で取引されるケースも珍しくありません。
レクサスは海外需要があることで、国内の中古車価格も底上げされ、結果としてレクサスオーナーは高いリセールバリューの恩恵を受けられるのです。

トヨタブランドとしての信頼性が高い

レクサスの高いリセールバリューを支える二つ目の要素は、トヨタブランドとしての圧倒的な信頼性です。
レクサスはトヨタの高級車ブランドとして、トヨタが長年培ってきた品質管理技術とノウハウをフル活用しています。
トヨタブランドとしての信頼性は具体的には以下の点で表れています。

  • ・品質面での安心感
  • ・充実したアフターサービス体制
  • ・ブランドイメージの安定性

トヨタの厳格な品質管理基準に基づいて製造されるレクサス車は、故障率の低さと耐久性の高さで定評があります。
中古車購入者にとって、「壊れにくい」という特性は非常に魅力的で、結果として中古車市場での需要を高めているのです。
また、全国に展開されるレクサス正規ディーラーネットワークでは、高水準のサービスが受けられます。
購入後のメンテナンスや修理において、純正部品の供給が安定しており、技術力の高いスタッフによるサポートを受けられることも、リセールバリュー向上に貢献しています。
さらに、トヨタブランドとしての長い歴史と実績は、レクサスブランドの価値を下支えしているといえるのです。
急激な価値の下落リスクが低く、安定した資産価値を期待できるという安心感が、購入者の心理的ハードルを下げています。
そのため、レクサスはリセールが良いと一定以上の評価を得ているのです。

市場ニーズとレクサスラインナップが合致している

2025年現在の自動車市場において、レクサスのラインナップ戦略は市場ニーズと非常によく合致しています。
特に顕著なのがSUV市場での存在感です。
近年、世界的にSUVの人気が高まっており、セダンからSUVへの乗り換えが進んでいます。
レクサスは早い段階からSUVラインナップの充実に取り組み、コンパクトなNXから大型のLXまで、幅広いニーズに対応できる商品展開を実現しているのです。
SUVラインナップを充実させることにより、市場で最も需要の高いカテゴリーで強固なポジションを築くことができ、結果としてSUVモデルのリセールバリューは特に高水準を維持しています。
さらに、都市部での利用を前提としながらも、週末のアウトドア活動にも対応できるSUVの特性は、現代のライフスタイルにマッチしています。
レクサスSUVは高級感と実用性を両立させており、幅広いユーザー層から支持を得ているのです。
そして、セダン離れが進む中でも、レクサスのセダンラインナップは独自の価値を提供しています。
特にフラッグシップのLSは、国産セダンとしての存在感を保ち続けており、一定の希少価値を維持しています。

レクサスの車種別リセール特性

レクサスの車種別リセール特性について以下の項目に沿って解説します。

  • ・【NXRXLXSUVシリーズはリセールが最強?
  • ・【LSESLC】セダン・クーペのリセール
  • ・ハイブリッドとガソリンでどちらが良い?

各項目について一つずつ解説するので、車種別におけるリセール特性を理解しましょう。

NXRXLXSUVシリーズはリセールが最強?

レクサスのSUVラインナップは、リセールバリューの観点から見ると、優位性の高い選択肢といえます。
それぞれのモデルが異なる特徴を持ちながら、総じて高い資産価値を維持している理由を詳しく見ていきましょう。
コンパクトSUVの王道ともいえるレクサスNXは、街乗りでの使い勝手と高級感を両立させたコンパクトSUVとして高い人気を誇ります。
駐車場事情の厳しい都市部では、コンパクトなサイズ感が重宝され、中古車市場でも安定した需要があります。
また、レクサスブランドへの入門モデルとしての位置づけもあり、初めてレクサスを購入する層からの支持も厚く、これらの理由がリセールバリューの高さに直結して居るのです。

バランスの取れた主力モデルであるレクサスRXは、レクサスSUVラインナップの中核を担うモデルで、サイズ、性能、価格のバランスが絶妙に取れています。
ファミリーユースから法人利用まで幅広いニーズに対応でき、中古車市場での需要層も厚いのが特徴です。
特に海外輸出市場でも人気が高いことが、リセールバリューを大きく底上げしています。

希少性と実用性の融合を実現しているレクサスLXは、大型SUVとしての存在感と、レクサスらしい高級感を併せ持つフラッグシップSUVです。
新車価格が高額であることから販売台数は限定的ですが、希少性がかえってリセールバリューの高さにつながっています。
オフロード性能とオンロードでの快適性を高次元で両立させており、特別な用途を持つユーザーからの根強い需要があります。

レクサスのSUVモデルの共通点は、実用性と高級感のバランスが優れていることです。
日常使いからレジャーまで幅広く活用でき、かつレクサスブランドとしてのステータス性も満たしているため、中古車市場での需要が途切れることがないのです。

LSESLC】セダン・クーペのリセール

レクサスにおいて、セダンやクーペのラインナップも独自の価値を持ち、一定のリセールバリューを維持しています。
レクサスLSは、ブランドのフラッグシップセダンとして特別な位置づけにあります。
セダン市場全体が縮小する中でも、最高級セダンとしての価値は色褪せることがありません。
特に法人利用や VIP送迎などの特殊な用途での需要があり、価格を下支えしているといえるでしょう。
また、海外でも日本の高級セダンとして一定の評価を得ており、輸出需要も存在します。

レクサスESは、比較的新しいモデルですが、セダンとしては手頃な価格設定と充実した装備で人気を集めています。
ハイブリッドシステムによる優れた燃費性能も相まって、実用性重視のユーザーから支持を得ているのです。

レクサスLCは レクサスのフラッグシップクーペとして、高い希少価値を持っているモデルです。
スポーツカー市場そのものが縮小傾向にある中で、レクサス LCは数少ない選択肢の一つとして位置づけられており、コレクター的な価値も含めて一定の需要を維持しています。
セダン・クーペ系のリセールバリューは、SUVほど高くはないものの、それぞれのカテゴリーにおける希少性や特殊性により、一定水準を保っているのが現状です。

ハイブリッドとガソリンでどちらが良い?

レクサスのパワートレイン選択において、リセールバリューの観点からハイブリッドとガソリンエンジンのどちらが有利かは、単純ではないのです。
日本国内の中古車市場では、燃費性能の高さから一般的にハイブリッド車の方が人気があります。
特に街乗りでの使用を前提とした場合、燃料費の削減効果は無視できません。
また、エコカー減税などの税制優遇措置の影響もあり、中古車購入者にとってもハイブリッド車の方が総合的なコストメリットが大きいケースが多いです。
一方、海外輸出市場では状況が逆転します。
特に東南アジア諸国では、ハイブリッドシステムのメンテナンス体制が整っていないことや、部品調達の困難さから、シンプルなガソリンエンジンの方が好まれる傾向があります。
これにより、輸出向けの取引ではガソリン車の方が高値で取引されるケースも少なくありません。
実際のリセールバリューは、パワートレインだけでなく、車種やグレード、年式、走行距離などの複合的な要因で決まります。
そのため、リセールバリューだけでパワートレインを選択するのではなく、自身の使用用途や保有期間、売却時期なども考慮して総合的に判断することが重要です。
短期間での売却を予定している場合は市場動向を、長期保有の場合は自身の使用スタイルを重視した選択がおすすめでしょう。

高級車ブランドとしてのレクサスの立ち位置

高級車ブランドとしてのレクサスの立ち位置について、以下の項目に沿って解説します。

  • ・国産高級車としての独自ポジション
  • ・中古車市場での需要と供給バランス

それぞれの項目を1つずつ解説するので、レクサスについて理解しましょう。

国産高級車としての独自ポジション

レクサスは、国産高級車ブランドとして独自のポジションを確立しています。
レクサスならではの、独自性がリセールバリューにも大きな影響を与えているといっても過言ではありません。
日本で企画・設計されるレクサス車は、基本的に右ハンドル仕様を前提として開発されています。
右ハンドル仕様は、輸入高級車の多くが左ハンドル車を右ハンドル化したものであることと比較すると、大きなアドバンテージです。
右ハンドル設計により、運転席周りの操作性やパッケージングが最適化されており、日本の道路事情にもマッチしています。
レクサスの使い勝手の良さは、中古車購入者にとっても魅力的な要素となっているのです。

また、トヨタのディーラーネットワークを基盤とするレクサスのサービス体制は、輸入車と比較して圧倒的に充実しています。
全国どこでも一定水準以上のサービスを受けることができ、純正部品の調達も容易です。
レクサスならではの安心感は、中古車購入者にとって重要な要素であり、購入後のメンテナンス性の良さがリセールバリューを支えています。

さらに、輸入高級車と比較して、レクサスの修理・メンテナンスコストは抑えられる傾向にあることもポイントです。
これは部品調達の容易さ、技術者の育成体制、工賃設定などの総合的な結果です。
中古車購入者は購入後のランニングコストも重要な判断材料とするため、これらの優位性がリセールバリューの高さにつながっているといえるでしょう。
このようにレクサスは、独自のポジションを確立することで、日本国内外問わず需要が集まるブランドとなっているのです。

中古車市場での需要と供給バランス

レクサスのリセールバリューの高さを理解するためには、中古車市場での需要と供給のバランスを把握することが重要です。
新車販売台数とのバランス レクサスの新車販売台数は、大衆車ブランドと比較すると限定的です。
販売台数の少なさが、中古車市場での希少性を生み出し、価格を下支えしています。
特に人気モデルや特定のグレードについては、中古車市場での流通量が少なく、需要に対して供給が不足気味の状況が続いています。
需要と供給のバランスによって、レクサスのリセールバリューは安定的に高くなっているのです。

【結論】レクサスのリセールは本当に最強なのか?

レクサス車のリセールバリューは、海外輸出需要の安定性、SUVラインナップの市場適合性、トヨタブランドとしての信頼性により、確実に高水準を維持しています。
特にSUVモデルを35年で乗り換える場合は「最強」と言える実力を持っているのです。
ただし、この優位性にも条件があります。
セダン・クーペモデルや長期保有している場合は、SUVほどの高リセールは期待できません。
また、海外経済情勢の変化や市場成熟化といった将来的なリスクも存在します。
長期保有や市場の変化などによる将来的なリスクはあるものの、需要と供給のバランスをみると、リセールバリューが良いブランドと言えます。
結論として、車種や使用年数によっては、レクサスのリセールバリューは最強と言っても過言ではありません。